京都新聞 序文
災害時に重要な役割を担う新聞、日常でも地域社会において欠かすことのできない存在です。
明治12年創刊、京都府・滋賀県で135年以上に渡り地域とともに時代をこえて京都新聞は歩み続けています。
取材
24時間365日、時間や場所を問わず新聞記者やカメラマンによる取材が行なわれています。京都府・滋賀県が主な取材エリア。 本社・支社・総局・支局合わせ約200人の記者を配置。事件や事故、地方自治や経済、文化やスポーツそして地域の話題をきめ細かく取材しています。作成された記事はデスクのチェックを受け、本社編集局へ送られます。スポーツニュースは本社運動部デスクへ送られます。
編集
取材の後は編集。京都府滋賀県の事はもちろん、日本全国さらには世界中から24時間休むことなく大量のニュースが集まってきます。その膨大な情報の中から、読者の皆さんに必要なニュースを取捨選択し、重要さに応じて記事の場所や量などを決めていきます。締切時間ぎりぎりまで知恵を絞りチームで議論を交わし試行錯誤を繰り返します。各地で記者が取材した記事や写真をパソコンの画面上に並べ、レイアウトや見出しを決めて1ページ毎の紙面に組み上げていきます。
印刷
編集作業が終わると直ちに紙面データが印刷工場へ送信され、新聞紙面の印刷が行なわれます。印刷された新聞は梱包され、京都府滋賀県全域の販売所へ配送されます。
配達
配達は時間との勝負。到着した新聞に折込チラシを挟み込み、配達する部数毎に素早くまとめていきます。 配達スタッフはそれぞれの担当エリアをバイクや自転車で、そして徒歩で一軒一軒ていねいに新聞をポストへ配達して回ります。
広告・事業
生活者から信頼されるメディアとして、新商品や新製品、デパートや専門店、飲食店をはじめ映画、音楽、社会的キャンペーンなど 幅広い業種の広告がくらしに役立つ情報として掲載されています。
皇后盃全国女子駅伝をはじめ、身近なスポーツ大会、美術の展覧会など地域が盛り上がる様々なイベントを開催しています。紅しだ れコンサートやすし教室など長い歴史を持ち、京都滋賀の年中行事としてお馴染みになったものもあります。
まとめ
阪神淡路大震災時、神戸新聞の製作機能がストップし、その日の夕刊発行が危ぶまれましたが、震災前に締結した緊急事態発生時における新聞発行援助に関する協定に基づき、4頁の夕刊紙面を製作。震災当日に神戸新聞の編集局員が京都新聞に詰めかけ紙面を製作することで、それぞれ夕刊・朝刊を神戸新聞読者に届けることができました。以降およそ1カ月間神戸新聞を全面支援し紙面の製作にも協力しました。