7月11日、守山市環境センター建て替えに伴う事業者選定委員会(委員長・吉原福全立命館大学教授)で落札者が決まった。代表企業に東京都渋谷区の協和エクシオ。構成企業に大津市島の関のアイテック滋賀支店、守山市立入町の日建をそれぞれ選んだ。落札金額は157億6800万円(建設費72億3600万円、運営費85億3200万円)で予定価額を33億4800万円下回った。昨年12月市議会で一般会計補正予算として建設運営費191億1600万円(債務負担行為)を提案し可決している。市はこれを受けて事業を開始する。
入札は設計・施行、20年間の運営を一括発注するDBO方式で、市は昨年12月15日に一般競争入札で行い4グループの企業が応募した。5回の委員会を重ねて審査し価額面のほかに環境・エネルギー・安定稼働・外観のデザイン性など総合的に評価し選んだ。
新施設は、1日の処理能力35・5㌧の焼却施設2炉(71㌧)を整備し焼却熱を利用した自家発電(発電出力1400㌔㍗)で行う。リサイクル施設は5時間で10・68㌧の能力を持つ。稼働開始は2021年10月1日で運営期間は2041年9月30日まで。
一方、付帯施設となる交流拠点施設は鉄骨造り一部2階建て(延べ床面積約4500平方㍍)。温室プールや環境学習室、温浴施設、トレーニングルーム、多目的ホールなどで構成され多目的グラウンドやスケートボード、グラウンドゴルフ場など野外施設も備える。いよいよ10月からプールの解体工事が始まる。