玉津の自然を体験し環境について学ぼうと玉津小学校6年生が6月7日、琵琶湖の赤野井湾内でカヤックや釣り体験と周辺のゴミ拾いを行った。
この日約30人の児童たちは2つのグループに分かれ交互に体験した。カヤック体験にはカヤック愛好者で元教諭の小島芳春さんと市教委の佐野亘さんの2人から指導を受けた。パドルの正しい使い方や安全な乗り方など航行の基本を習った後、湾内の河川を巡った。すでに児童たちはこの日に備えて同小のプールで練習を重ね、本番には見事なパドルさばきを見せていた。途中、水辺に捨てられたペットボトルやビニール袋などを回収した。往復約2㌔をこぎ終えた女子児童は「初めての体験だったが、水位の位置と同じ目線で水草や魚が跳ねるのを見て感動した」とうれしそうに話した。
一方、えり市前のクリークで釣り体験した。父母が見守る中でサオを垂れたが大半が外来魚のブルーギルだった。「昔から琵琶湖にいるモロコやアユなどをたくさん食べるので、漁師さんから嫌われている魚」との説明にうなずく児童もいた。地元民もこのイベント開催に協力。2日に"湾内クリーン作戦"を展開し外来種のオオバナミズギンバイの刈り取りや周辺部のゴミ拾いを行い、軽トラック4台分の約740㌔のゴミを集めた。