華やかさ競う 「近江妙蓮」 滋賀県天然記念物で守山市の花

中町の近江妙蓮公園で、滋賀県天然記念物に指定されている「近江妙蓮」が開花シーズンを迎えた。淡いピンクの花弁に特徴を持つ"妙蓮の美"を求めて連日、来園者が訪れている。

近江妙蓮はツボミが普通のハスに似ているものの、開花すると雌しべ雄しべがなく花弁が増え続け1つの花に2000~5000枚の花弁が20日前後咲き誇る珍しいハスの一種。昭和50年8月に守山市の花に制定された。

園内の2つの池には約1000株の妙蓮が華やかさを競演、カメラ撮影する姿もみられる。祖母と一緒に来た小学3年の女児は「園児の頃に見に来て以来3年ぶり。やっぱり妙蓮はきれい。多くの人の手で守られていることを知った」と話した。入園料高校生以上200円。(火曜日休園)小、中学生・障がい者・65歳以上100円。団体割引あり。

同公園では8月1日まで午前7時から午後5時まで開園。7月29日から3日間ライトアップ予定(午後7時まで)。市民茶会(守山市茶道協会主催)もあり7月23日、29日、30日、8月5日、6日(いずれも午前10時から午後2時まで)。参加費は200円。

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