【佐川美術館】 孤高の画家 田中一村展 7/14から開催

《四季草花図》(旧襖)1950年代 大島紬美術館蔵

1998年3月に水保町に開館した佐川美術館が20周年を迎え、

7月14日から記念の第二弾特別企画展「生誕110年 田中一村展」が開催される。

大規模な田中一村の展覧会は、関西では10年ぶりとなる。

同展では、生誕110年を迎えた孤高の画家・一村の創作の軌跡と芸術の真髄に迫る。

〈青少年時代〉、〈千葉時代〉、〈一村誕生〉、〈奄美時代〉の四章で構成され、

各時代の代表作を含む約180点の作品から、一村芸術の集大成が観覧できる。

「晩年の大作『アダンの海辺』が7月14日~8月19日の期間限定で公開されるので、

この貴重な機会にぜひ一村の絵画を鑑賞してほしい」と同美術館の学芸員・藤井さんは話す。

また8月3日~5日には同展に関連した「さがわきっずみゅーじあむサマーワークショップ」も開かれ、

和風トロピカルなしおり作り(自由参加制)や、うちわ作り(事前予約制)が楽しめる。

この特別企画展は9月17日(月・祝)まで。有料。

問い合わせは、佐川美術館(077-585-7800)へ。

http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/

《初夏の海に赤翡翠》1962年頃 田中一村記念美術館蔵

《アダンの海辺》1969年 個人蔵(千葉市美術館寄託)

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